① 家の周りを一周して基礎を見る……日当たりの悪い北面や、普段通らない裏側にひびが出ていることが多いので、そこも忘れずに。 ② 幅をはかる……数百円で買える「クラックスケール」があると正確です。手元になければ名刺やハガキ(約0.3mm)を当て、隙間に入るかで大まかに判断できます。 ③ 写真を撮る(ここが最重要)……幅がわかる近景(スケールや硬貨を横に置く)と、家のどこかがわかる全景を、撮影日がわかる状態で。罹災証明書の申請や地震保険の請求にそのまま使える資料になります。片付けや補修の前に必ず撮ってください。 ④ ひびの端に印をつける……先端に鉛筆で印と日付を書き、1〜3か月後に見て印より先へ伸びていたら進行中です。この場合は幅にかかわらず早めにご相談を。 ⑤ 室内のサインも確認する……ドアや窓の開閉、床の傾き、壁紙の裂け。基礎の異常は室内に現れます。
① 表面被覆工法(0.3mm未満)……表面に下地調整材や弾性材料をすり込み、水と空気の侵入を止めます。予防的な処置に有効です。 ② Uカットシール工法(0.3mm以上)……ひび割れに沿ってU字型に削り、シーリング材や可とう性エポキシ樹脂を充填します。削ることで材料が奥まで入り、表面をなぞるだけの補修より確実です。 ③ エポキシ樹脂低圧注入工法(深いひび割れ)……専用の注入器で時間をかけて樹脂を圧入し、奥まで充填。コンクリートを一体化させ、鉄筋を水と空気から守ります。 ④ 断面修復工法(爆裂・欠損)……傷んだ部分をはつり取り、鉄筋のサビを落として防錆処理をしたうえで、ポリマーセメントモルタルで復旧します。サビを残したまま埋めても再発します。 ⑤ 構造的な補強……炭素繊維シート補強、基礎の増し打ち、アンカーの再固定など。建築士や構造の専門家との連携が必要な領域です。私たちも状況に応じて適切な専門業者をご紹介しています。 ⑥ 仕上げの基礎巾木塗装……補修後は透湿性・撥水性のある専用塗料で保護膜をつくります。ただし通気を妨げる塗料だと内部の水分が逃げられず膨れの原因になるため、塗料選びに注意が必要です。